北海道情報大学で教員免許(情報)を取得した話

2013年3月に大学を卒業した後、私は無職になりました。教員採用試験に落ちてしまったし、すぐに講師の仕事(注1)の案内も来なかったからです。どうせ仕事をするなら教員をやりたいと思っていたので、アルバイトはせず、仕事がもらえるまで待つことにしました。しかし、私の所有する教員免許は中学校社会、高等学校公民で、はっきり申し上げまして役に立たないのです。(注2)




「次の教員採用試験まで勉強をしても良いけれど、無職なのは嫌だなぁ。どうしようかなぁ。」




そんな私が考えたのは、自分の得意分野で新たに教員免許を取得することでした。複数教員免許があれば、教員採用試験でのアピールにも繋がりますし、教員として採用された後も活躍の場が広がり、校内での発言力も強まるのではないかと考えたのです。


そして私が選んだのは、北海道にキャンパスがありながら、一度もスクーリングへ行く必要がない「北海道情報大学」。2013年4月、ぎりぎりに願書を提出した私は、その後4年間、「科目履修生」として学生を名乗ることを許されました。


注1 講師の仕事というのは、産休や育休、その他さまざまな理由によって学校の先生が不足したとき、教員免許を持っている人を特別に雇う制度のことです。通常、1年限定で仕事をもらいますが、次の年も仕事をお願いされる場合があります。


注2 国語、数学、社会、理科、英語の主要5科目の中で、「社会」の先生の免許が一番取りやすいです。多くの大学・学部・学科で取得できること、実技の勉強がほとんどないことが、取りやすい理由です。